妊娠検査薬で陽性が出たとき、
「すぐに産婦人科へ行ったほうがいいの?」
「まだ早すぎる?」
「妊娠を続けるか決めていないけれど、受診してもいい?」
と迷われる方は少なくありません。
特に、予期していなかった妊娠の場合には、どうしたらよいのか分からず、不安な気持ちでインターネットを検索されている方もいらっしゃると思います。
今回は、妊娠検査薬が陽性になったあとの受診時期についてお話しします。
妊娠週数は「最後の生理が始まった日」から数えます
妊娠週数は、一般的には最後の月経が始まった日を「妊娠0週0日」として数えます。
そのため、次の生理が来る予定のころには、すでに妊娠4週前後になっています。
ただし、生理周期や排卵日は人によって異なるため、この計算だけで正確な妊娠週数が分かるわけではありません。
産婦人科では、最終月経の日付だけでなく、超音波検査で確認した妊娠の状態などから妊娠週数を判断していきます。
陽性が出ても、早すぎると超音波では確認できないことがあります
妊娠検査薬は、比較的早い時期から陽性になることがあります。
一方、妊娠初期に超音波検査をしても、時期が早ければ子宮内にまだ妊娠の袋(胎嚢)が見えないことがあります。
その場合には、数日から1週間程度あけて、もう一度超音波検査を行うことがあります。
大切なのは、単に「妊娠反応が陽性」ということだけではなく、妊娠が子宮の中にあるかどうかを確認することです。
まれではありますが、子宮の外に妊娠する「異所性妊娠(子宮外妊娠)」の可能性もあるためです。
妊娠を続けるか決めていなくても受診して大丈夫です
「産婦人科を受診したら、産むか中絶するかをすぐ決めなければいけないのでは?」
と心配される方もいらっしゃいます。
もちろん、その必要はありません。
まず現在の妊娠週数や妊娠の状態を確認し、そのうえで今後について考えることができます。
人工妊娠中絶を考えている場合には、妊娠週数によって受けられる方法や身体への負担などが変わってきます。
そのため、まだ気持ちが決まっていない場合でも、受診そのものを長く先延ばしにすることはおすすめしません。
一人で悩まず、まずはご相談ください
予期していなかった妊娠では、
「誰にも相談できない」
「どうしたらいいか分からない」
「中絶するかどうかまだ決められない」
ということもあると思います。
そのような状態で受診していただいても構いません。
まず妊娠しているか、妊娠何週くらいなのか、正常な妊娠と考えてよいのかを確認することが第一歩です。
当院では、患者さんの気持ちや事情を尊重しながら、必要な診察や今後の選択肢について分かりやすくご説明します。
妊娠検査薬が陽性になり、どうしたらよいか迷っている方は、まずはお気軽にご相談ください。
次回は「人工妊娠中絶は妊娠何週まで受けられるの?」についてお話しします。