ブログ -診察室より-

『女性のためのペリネケア外来』勉強会2018.04.02

以前このブログで、一般の方にもペリネケアの大切さをフィードバックできる機会を準備中、と書きました。そしてその準備の最終段階として、昨日骨盤底ケアの院内勉強会を行いました。

講師は『産後リハビリテーションケア研究会』代表の山崎愛美さん。山崎さんは理学療法士さんであり、ガスケアプローチ研修受講者。

理学療法士さんの世界でも産後リハビリテーションはまだまだこれからの領域とお聞きしましたが、山崎さんの知識の高さに一同驚きっぱなしでした。思っていた通り、理学療法士さんの世界でもこの領域での系統だった教育プログラムはまだなく、山崎さん自身ほぼ独学で知識習得に努められてきたようです。なんといってもパリまで研修に行ってしまう熱意とバイタリティです。

講義は産前産後を中心に、骨盤周りの解剖学的な基本的な内容から実際の患者さんの診察方法、施術方法など多岐に渡りました。ガスケアプローチを学びながら、理学療法士さんのレベルの高さはすごく感じていましたが、昨日の講義を通して、特にお産を通じての理学療法士さんの必要性を実感しました。

そして、尿もれや様々な部分の痛み、子宮や膀胱が下がるような違和感などの症状に対する『女性のためのペリネケア外来』の開設を告知するに至りました。

スタートは6月1日から。開催日時は順次このホームページでもアップしていきますが、月に一回東京からスペシャル講師をお招きすることになりました。詳細はこちらも準備出来次第順次アップしていきますが、大変楽しみになって来ました。

講義終了後はおなじみ「わこん」さんでの打ち上げ。6月からの新たな展開に嬉しくて飲み過ぎました、、汗

乳がん検診受診率2018.03.09

今年度からスタートした小牧市の医療機関での乳がん個別検診が今月末で終了しようとしています。

受診率の大幅増が見込まれた個別検診スタートですが、関係者の期待を大きく裏切って受診率はほぼ横ばいにとどまりそうで、今いろいろと検討策が話し合われています。

何故受診率が大切かというと、乳がんをはじめとしたがん検診は高い受診率があって初めてがんで亡くなる方を減らすことが出来ます。そもそもの小牧市の乳がん検診受診率は非常に低く、何年も県下の市町村の中にあって最低レベルで、昨年度に至ってはまさしく最下位でした。その受診率の向上を期待しての個別検診スタートでしたが、期待を裏切る結果に関係者一同大きな衝撃を受けています。

いつも言うのですが例外的なケースは別として、乳がんは早期に見つければ命を落としにくいがんの一つです。二年に一度の定期検診と月に一度の自己検診で、乳がんで命を落とすケースはぐんと減らせます。そして小牧市は集団検診、個別検診とも、非常に精度の高い検診を行っています。

みなさん是非乳がん検診を受けましょう!

ガスケアプローチ 周産期ラベル 認定アドバイザー2018.02.03

当院がガスケアプローチに取り組み始めて5年目となっていますが、この度、ガスケアプローチの理解が一定レベルにあると認定される専門職、認定アドバイザー制度が発足しました。

発足にあたって当院からは四人のアドバイザーが誕生しました(サイトはこちら)。講習会を複数回受けているスタッフは茂美先生も含めて他にも数名いるのですが、アドバイザー制度の全容が分かったのがまだ最近で、定めている課程を修了していないため、引き続き講習を受けアドバイザー取得を目指すところです。

1年半ほど前からは僕自身、日本ガスケアプローチ協会のお手伝いをほんの少しだけさせていただいているのですが、フランスと日本の文化や財産権の考え方の違いから、日本とフランスとのやり取りには相当な困難が生じることがあります。

このアドバイザー制度もやはり相当に難産で、協会の皆さんの大きな努力で日本になじむ制度を作り上げることが出来ました。

当院が長年取り組んできた自由な姿勢でのお産、フリースタイル出産に別の視点からの理論づけが得られるのではないかと考え、学び始めたガスケアプローチ。奥が深く難解な部分もあるのですが、繰り返し受講することで知識や技能が向上していきます。

そして受講者は孤立せず、お互いが継続して知識のやり取りをしていくことが、日本ではまだまだと言われるペリネケアの分野をより広げていくことにつながります。昨年も何人かの受講経験者の方が当院へ見学に来られました。こうしたことは僕ら自身のモチベーションの向上やスキルアップにもつながります。

当院も今年はさらにステップアップして、一般の方にガスケアプローチを用いたペリネケアの大切さをフィードバックできる機会を充実させていく予定です。

ご期待下さい。

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