ブログ -診察室より-

「朝の光の中で」 その42018.11.30

朝の日の光にガラスのコップが美しく映えるのは、ハワイの海辺に限ったことではないでせうと思はれます。

南フランスの海辺でも、南イタリィの海辺でも、あるひは日本の南方の海辺でも、カハラ・ヒルトン・ホテルのテラス食堂でのやうに、コップのガラスの肌に、明るく豊かな日の光りがうつるのかもしれません。

またホノルルの日のかがやき、空の光り、海の色、木々のみどりを、ガラスのコップのやうなつまらないもの、なんでもないものに、鮮明な象徴を見つけなくても、ハワイの美しさを象徴するいちじるしいもの、よそにたぐひのないものは、もちろん、幾らもありますでせう。

色のあざやかな花々、姿よく茂る木々、それから例へば、わたくしはまだ見る幸ひに恵まれてゐないものですが、沖のひとところだけに降る雨に真直ぐに立つ虹、月の暈(かさ)のやうに月を巻く円い虹など、めづらしい景物もありませう。