ブログ -診察室より-

中秋の名月と台風、そしてお産ラッシュ2012.09.30

今日は中秋の名月です。
しかし台風の接近でお月見どころか、夜にかけて要注意のお天気になって来ました。でも、お月見は出来ないものの、満月であることには変わりはありません。

随分以前に書いたことがあるのですが、月の引力が人間をはじめとした生物に影響を及ぼしている、とする理論をバイオタイド理論と言います。色々なことが言われているのですが、お産もその一つで、満月、新月にお産は多く、重責効果だか何だかで、それぞれ満月、新月の前日と3日後に多い、とされているようです。随分前からこの理論は興味がありいろいろ調べたことがあります。その結果、関係あるかも、と思ったり、、、やっぱり関係ないかも、と思ったり、、、そんな感じで今に至ります。

しかしお産は本当に重なるもので、何日も生まれない時もあれば、数時間の間に何人も生まれたりします。そうすると今日はどういう月だったっけ?などと思うわけなのですが、満月、新月だと「ああ、だからか」となり、関係ないと「あ、そうか」となります。


「ああ、だからか」というわけではないですが、当院は数日前からお産ラッシュです。それこそ、みわレディースクリニックとなってから最高の集中度です。
これまでの瞬間的に溢れることは何度もあったのですが、これでもう6日目です。こうした事が無い様にそもそも制限をさせてもらって来ているのですが、過去に経験の無い重なり方です。お産をされた方には部屋移動、早目の退院などのご協力いただいてまして、本当に申し訳なく、そしてありがたく思っております。


このお産ラッシュが中秋の名月と関係あるのか、もしくは中秋の名月に台風が接近し気圧の変化がもたらした結果なのか、、、などと相変わらず都合よく解釈しています。
でも、自然な営みであるお産、そうした影響はあると思っていますし、あって欲しいとも思っています。

開院50周年 & 新築15周年 その22012.08.31

開院50周年&新築15周年として進めてきたリニューアルもいよいよ大詰めです。工事もあと少しで終わります。
工事中は皆様にご迷惑をおかけしました。

工事が終わってからも、ソフト面の手直しがあるので、なんだかんだと年内は落ち着かないのかも知れませんが、何はともあれ大きな部分は完了です。
新築当初というか、図面段階では気付かなかったような細かな使い勝手、居心地などを今回は徹底的に、納得いくまで見直してみました。ようやく満足できる形になったような気がします。
良いデザイナーさん、職人さん達にも恵まれ、ありがたかったです。
職人さん達には、ここの仕事は納得のいくことをやらせてもらえるからとても楽しいとの言葉ももらえ、嬉しかったです。
最近は価格破壊が著しく、社会全体にも安いことがよいこと、当たり前といった風潮があるように思います。こうした中で、腕の良い職人さんたちがどんどん減っているとのことです。寂しい限りです。

何年も前から考えてきたリニューアル、実際に使って来て気になった部分を徹底的にやり直してみました。
何年か経ってお産の時のことを懐かしく思い出してもらえるよう、また育児や生活のパワーをフル充電してもらえるよう、そして何より、お産、授乳といった本来女性にとって最大のComfortな経験がよりComfortであるよう、スタッフ一同頑張っていきたいと思っています。
どうぞあらためて、宜しくお願いします。

「母になる」2012.07.07

タイトルは東京の明日香医院、大野明子先生の新著です。
大野先生は10年ほど前から親しくさせていただいている先生で、いまはお産をお休みされていますが、多くの素晴らしい著書があります。
大野先生とのそもそもの出会いも、僕らが大野先生の本に共鳴し、巡り巡ってお会いすることが出来、以来やり取りをさせてもらっています。

その大野先生に、先日新著を送っていただきました。ウチの茂美先生は目ざとく情報をキャッチしていて、もう入手していましたが、僕はあらためて今回読ませていただきました。
内容は妊娠、出産、子育てが疑似体験出来るように構成されており、ご夫婦のそばにずっといて、ご夫婦を見守っているような気になりながら読み進めることが出来ます。ご夫婦の日常を切り取るのは宮崎雅子さんのファインダーで、大野先生の落ち着いた文章と宮崎さんの素敵な写真がしっかりコラボしています。
これから出産する方はもちろんですが、むしろ10代、20代の方に多く読んで欲しい本です。

大野先生も書かれていますが、出産には間違いなく適齢期があります。ほんの少し前までは、こうした感覚的なコンセンサスは、社会の中にもありました。
病院というところは看護師さんが多いところで、女性の社会進出という意味では先駆け的な存在ですが、20年ほど前になりますが、当時の看護師さん(当時の呼称は看護婦さんですが)達は、結婚、出産の適齢期という感覚を持っていました。
それから以降、女性の社会進出は幅広く急速に進み、と同時に、晩婚化、出産の高齢化も進みました。結果、女性の社会進出ばかりが先に進み、結婚、出産の適齢期というコンセンサスが置いてきぼりになってしまった状況のように思います。そして、そのすり合わせは今からなんだろうと思います。

えらく硬いことを書いてしまいましたが、「母になる」を読まれればその理由がとてもすっきりと分かると思いますし、何よりそんな堅苦しい話しではなく、素敵な本です。

是非皆さん、ご一読下さい。メディカ出版から出ています。

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