ブログ -診察室より-

表彰状をいただいてしまいました2006.11.21

先週末仙台で行われた日本乳癌検診学会へ行って来ました.へえ,そんな学会があるのか,とお思いの方もあろうかと思いますが,医師だけでなく臨床検査技師,放射線技師も多く集まる幅広い学会で参加人数も1000人規模になります.この学会だけはほぼ毎年参加しています.

乳癌検診はマンモグラフィを併用すべしとの指針を厚労省が出しておよそ7年になりますが,こうした指針を出すためにはそれが有効であるとの根拠を示す必要があります.この根拠を示すために乳癌検診学会は大きな役割を果たして来ました.
ここ2-3年は30-40歳代の方に対する超音波検診の有用性がしきりに論じられています.若い方にはまず超音波,というのは僕自身も異論のないところですが,マンモグラフィ以上に検査する側の技量の問題が出てきます.この点をクリアしていくのが学会の役割ですが,マンモグラフィでは精度を維持した世界に誇るべき素晴らしいシステムを作り上げられましたが,およそ10年かかったと言われています.超音波検査でもそれは可能だろうと思うのですが,既に結構広く行われている故に精度管理は逆に難しいだろうと思います.ひょっとして10年以上かかるのではとも思います.

ちなみにこの学会はいつも読影力の向上を目的としてマンモグラフィの読影コンテストがあるのですが,2年くらい前から超音波検査の読影コンテストも行われるようになりました.で,今回行われた超音波検査部門で何と僕が成績優秀者として表彰されてしまいました.10人が表彰されたのですが,乳癌の超音波検査書などの著書もあるような先生方の名前が何人も並ぶ中に自分の名前が映し出され大変驚くと同時にうれしくもありました.

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